今日は、美山(みやま)茅葺きの里一斉放水の日!
午後1時30分からの開始で、12時40分からまだかまだかと見守った。
1時30分になると、ウーーーッとサイレンがなり、少しずつ放水が始まった!
民家の町の真ん中辺りの山の中腹に大きなタンクがあって、その水が各63個の放水銃に届くと、犬小屋のような放水銃の屋根が開いて、水が放水するらしい😲
何回か見た事ある人が教えてくれた!
2019年4月のノートルダム聖堂の火災により、より文化財をを火災から守ろうと言う動きがあるようです。
一斉放水は年2回、5月と12月に行われています!
今日は雨の予報でしたが、空からの放水はありませんでした^^
南丹市美山町は、標高800m〜900mの山に囲まれ、豪雪地帯に指定されている。 京都府北部に流れる由良川に沿って250棟は、昔ながらの茅葺き民家で、特に北集落に多く残り、50戸中、39棟の茅葺き民家である。
目次
🍀美山かやぶきの里🍀
美山かやぶきの里は、南丹市美山町の北集落の事で、ここは、古い街道(鯖街道)の途中になっており、京都と若狭の中間地点としてさかえました。
🍀茅葺き屋根、民家の特徴🍀
全国の茅葺き集落では、世界文化遺産にもなった、岐阜県白川郷荻町合掌集落が有名ですが、屋根の造りは手と手を合わせた様な屋根の造りである『合掌造り(がっしょうづくり)』で、屋根が東西2方向に流れ、ここ美山の山村集落では、『入母屋造り(いりもやづくり)』といい、屋根の上が2方向、下が4方向に流れ、上の屋根にその家の家紋が入っている。
建物の作り方は『北山型』といい、棟飾りと千木(ちぎ)、破風(はふ)などの建築美に優れ、山村民家としての特質があるので、1993年国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。
🍀北集落見どころ🍀
民家の造り、北山型ですが、
①屋根は入母屋造
②板壁、建具は板戸
③屋根に千木(ちぎ)というばってんになった木と、雪割りを乗せる。
これにより茅を押さえ、水が入らないようになっている。
重なり合う茅の分厚さに注目!60cmはあるかな。
ビックリします!
🍀屋根の葺き替え🍀
屋根の材料茅はススキで、京都市内や岡山県にも頼り、葺き替えは以前は30年〜35年に一度専門の方に頼り葺き替えていたが、茅の寿命が短くなり、20年に一度葺き替えられている。
昔は炊事や暖房で木を燃料にしていたので、一日中煙を上げていたため、茅は最高40年もったそうです。
今は煙をあげて燻す事が無いので、20年しかもたない。
費用は4面800万円〜1000万円だそう。
葺き替えの順番は、苔が生えた傷みがきつい場所の屋根から順番に葺き替えます。
🍀茅葺きの屋根に火が付いたらどうする?🍀
正解は何番でしょう?
①家が密集しているので火が付いてる一棟を壊す。
②屋根に水をかける。
③火が付いている茅を人が抜く。
正解は③
🍀かやぶきの里見所🍀
駐車場から売店と食事処過ぎ真っ直ぐ行くと赤いポストがあり、集落へ入る。
🌈民俗資料館
1750年頃建てられ、主屋中心に、小屋と土蔵の三棟あり、農村村住宅(北山型)の典型をよく残している。
🌈放水銃🌈
類焼を防ぐため、各家に一基ずつ設置し(63基)5月と12月2回点検のために一斉放水が行われます。
🌈鎌倉神社🌈
集落内が見下ろせる。
🌈平飼い卵直売所カフェ美卵🌈
プリンが美味しい😋
🌈パン屋吉之丞🌈
無農薬栽培の米粉を使用した、体に優しいパン屋さんです。😋たいへん美味しい。
🌈樹齢400年のトチの巨木
その他、江戸時代の本殿がある知井八幡神社、諏訪神社、小さな藍美術館、美山パン屋 吉之丞 、民宿、そば畑などがある。
🍀お土産🍀
カフェ美卵のプリン、吉之丞の米粉パン、かやぶきの里のポスターや、本、鯖寿司、木工品、キノコの佃煮、美山ミルク、美山名水コーヒー等
🍀イベント🍀
2月初旬、雪灯廊まつりあり、夜の銀世界ライトアップ
🍀いつ行くといい?🍀
春はれんげに桜、
夏は水田に映る茅葺きの建物を撮影、
秋は紅葉、
冬は銀世界と、一年中見所あり。
🍀積雪はいつ?🍀
12月〜3月
🍀美山の街で気をつける事🍀
①火に弱い建造物ですので、タバコ等の火の取り扱いにくれぐれも留意する。
②集落内は禁煙。
③人が住んでいる民家ですので、宅地、田畑に入らない。
④自然保護の為、山菜、花、果実等採らない。
⑤ゴミは各自で持ち帰る。
🍀場所🍀
京都市内から車で1時間30分。
兵庫県篠山市から車で2時間。
日本昔ばなしに出てくるような町で、 娘が言うには冬は鬼滅の刃の炭治郎の故郷の様な山村です。😊
ぜひ足をお運び下さい。